財団の概要
  財団の沿革

■清明会の名称の由来

 孔子の言葉「清明(せいめい)、躬(み)に在(あ)れば、氣志神(きしかみ)の如(ごと)し」に依ります。身に清らかで明らかな心を保っていれば、その志気は神のような働きをする。翻って、大いなる仕事を成すには心をきれいにしなければならない、という意味です。昭和30年に当財団の事業を開始するに当たって、その心構えとしたものです。
■財團法人C明會設立趣意書

 終戰以來ここに九年餘、今わが國再建のときに當り、前途に横たわる幾多の困難を克服して、わが國經濟の自立と發展とを期せんが爲には、先ず資本の蓄積と産業の近代化、合理化を通じて經濟基盤の強化を図り、輸出の振興による國家經濟の安定を希求する以外に道はないのであるが、これがためにはその前提として、金融並びに産業に關する内外の實情調査及びこれらに關する學術の研究と、その普及應用にまつところ、極めて大なるものありと考えられる。
 本財團は、三菱銀行が大正八年八月、三菱合資會社銀行部より分離獨立して株式会社組織となつて以來、ここに三十五周年を迎えた意義ある年を記念して醵出せる寄附金五千萬圓(但し、當初二千萬圓、爾后半年毎に五百萬圓以上宛寄附)をもつて設立せられるものであつて、その目的とするところは前記趣旨にのつとり、日本經濟の自立と安定に資するため、金融並びに産業の調査研究及びこれらに關する學術研究の振興と普及の助成に寄與せんとするものである。

昭和三十年六月二十三日